2020
21
Feb

支援作品、映画「Red」いよいよ公開!

直木賞作家・島本理生さんの累計20万部のベストセラー小説「Red」。
賛否両論の問題作と評された作品が実写映画化されました。

主人公は誰もがうらやむような夫、愛くるしい娘、経済的にも何不自由のない生活と、三拍子揃った「ザ・理想の専業主婦」のような人生を歩いている女性・塔子です。一見すると完璧な人生を送っているかに見えた彼女ですが、じつは心の中によどんだものを抱え、行き場のないモヤモヤとしたものを抱えていました。
そんなとき10年ぶりに、かつて愛した男・鞍田に再会したことがきっかけで彼女は自分自身を取り戻し始めますが、鞍田には「秘密」がありました……。

この映画当初は雪国のシーンを長岡メインで撮影する予定で、実際に山古志などでロケを行ったのですが、それらのシーンは残念ながら使われず、県内の別の場所で撮影されたシーンのみが使われました。そのため残念ながら長岡の景色は登場しませんが、当会は諸々の後方支援を行いました。

建築家の鞍田は設計事務所で働いており、彼が新潟の古い酒蔵のリノベーションを手掛けるという設定で来県します。使われた酒蔵は妙高市の君の井酒造です。
物語のキーともいうべき「公衆電話」のシーンは小千谷市、塔子と鞍田が立ち寄るドライブインは十日町市です。ちなみに二人が食べていた「のっぺそば」なるメニューは残念ながらお店では提供していません。このドライブインを経営する夫妻の長岡弁は当会が指導をお手伝いしました。

ラストは原作とは違う幕切れが待っているそうなので、小説をすでに読んでしまって展開を知っている方も楽しめます。
映画「Red」T・ジョイ長岡をはじめ、県内3館でロードショー中です。
ぜひご覧ください!

Red

 

Red
監督:三島有紀子
原作:島本理生「Red」(中公文庫)
出演:夏帆/柄本佑/間宮祥太郎/妻夫木聡
2020年2月21日公開

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