2016
18
Mar

映画『64-ロクヨン-』、心揺さぶられる映画です

作家・横山秀夫のD県警シリーズ4作目にあたる小説『64-ロクヨン-』。
2015年NHKの土曜ドラマ枠での映像化に続き、いよいよスクリーンに登場です。
前編が5/7、後編が6/11と映画は二部作連続公開。
一足先に、T・ジョイ長岡で行われた試写会に参加して前編を見てきました。

見終わった感想はひと言でいうならば「圧巻……」でしょうか。
前編を見終わったばかりなのに「早く後編を見たいっ!」と、叫びたくなるような作品でした。

タイトルになった「ロクヨン」は、わずか7日間で終わったしまった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件の通称名です。
時効まであとわずかというときに「ロクヨン」を模倣した誘拐事件が発生します。
じつは「ロクヨン」の裏にはD県警を根底から揺るがしかねないある秘密が隠されており、否応なしにあの悪夢のような事件と彼らは再び向かい合うことになる……という内容です。

もちろんタイトルになった誘拐事件が物語の主軸ではあるのですが、前編は主人公である広報官・三上が、記者クラブのメンバーと繰り広げるバトルがクライマックスとなっています。
そのため、前編の主な舞台はD県警内部という設定になっています。
その県警内部の撮影が行われたのが、旧柳原分庁舎です。

今の日本映画界を代表するような大物俳優から若手のホープまで、こんなすごいメンバーたちが長岡ロケであの分庁舎内に一堂に会していたのかと思うと、長岡市民として胸がいっぱいになりました。
「柳原分庁舎をまるまるD県警にリフォーム状態で貸し出し」という大胆な支援の舞台裏については、ぜひ 映画『64-ロクヨン-』長岡ロケ特集ページ をご覧ください!

チラシ

映画『64-ロクヨン-』
監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市/綾野剛/榮倉奈々/椎名桔平/滝藤賢一/奥田瑛二
   仲村トオル/吉岡秀隆/瑛太/永瀬正敏/三浦友和

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