映画「花束みたいな恋をした」に長岡が登場!
数々の名作ドラマの脚本を手掛けてきた坂元裕二が、初めて映画オリジナルのラブストーリーを手掛けたことで話題の映画「花束みたいな恋をした」。
週末興業ランキングで、初登場1位を記録。「鬼滅の刃」から首位を奪い、好調な滑り出しを見せました。
予告を見たときからずっと楽しみにしていた1本で、早速初日に映画館へと行ってきました。
東京のある駅で、終電を逃したことから偶然出会った大学生の麦と絹、ふたりの5年間にわたる恋愛物語です。
ここになんと「長岡市」が登場するのです。何も知らずに見たのでビックリでした。
大学を卒業した後、就職もせずに親から仕送りを受けながら不甲斐ない日々を過ごす息子・麦(菅田将暉)を心配して、小林薫さん演じる父親(職業は花火師!)が上京する場面があります。
そこで親子の会話から麦くんが長岡出身であることが分かり、さらに画面にはフェニックス花火まで登場します。うれしいのひと言ですね。
年齢なんて関係ない…という言葉があります。確かにそうです。
しかし世の中にはどうしても「若い時にしか出来ないこと」があるのも事実です。
そしてこの映画で描かれた麦くんと絹ちゃんの恋も、そのひとつです。
しがらみも何もなく、ただ好きなものを好きと言って、まっすぐに生きていけるあの日々。
しかし人はいつか成長し、社会に出て行くことになります。そこで、どんな風に変わっていくのか、変わらずにいられるのか。それを「恋愛」に終始させることなく、音楽や文学を絡めて描いていくところが見事のひとことです。二人の選んだ最後の決断で思わずウルウル。
大好きな映画や小説に出会うと、「登場人物のその後」を想像してしまうのですが、きっと何年か経ったとき「麦くん、仕事どうだろう」とか「絹ちゃんはもうママになったのかな」といつまでも、思い出し続けそうです。見た人それぞれの心に寄り添っていく作品だと思いました。
T・ジョイ長岡では、現在「花束〜」の装飾がされています。
映画を観た後は、そちらもチェックしてみてください。
花束みたいな恋をした
監督:土井裕泰(どい・のぶひろ) 脚本:坂元裕二
出演:菅田将暉/有村架純
2020年1月29日公開
T・ジョイ長岡ほかで上映