“ご縁”はどこからともなく
俳優・哀川翔さんの芸歴30周年作品『Zアイランド』(品川ヒロシ監督)に出演してきました。
さて、僕はというと、役は警察官。
新潟市中央区礎町の現場へエキストラの方と朝から集合し、指示待ち。これが結構長い。映画=待機というのはあながち間違いではない気がします。
そうこうしているうちにもろもろの準備が終わったのか、担当者に呼ばれ、いざ衣裳さんと同じ役どころの方とともにロケバスへ移動し、衣裳に着替えた。
余談だけど、あらゆる現場でも男性の衣裳さんってオネエなのはなぜだ?ちなみに僕の場合90%がそれ。
このまま町を歩いたら道を聞かれそうな警官服に身を包んだ私は颯爽と現場へ。
そこには野生爆弾の川島さんや、千鳥の大悟さん、そして木村祐一さんらが。
いよいよ撮影。助監督がエキストラさんなどに諸々段取りを確認し、ここから挨拶。
助監督「○○役の鶴見辰吾さんです!」
鶴見さん「宜しくお願いします」
でた。これですよ。クランクインしてる感!いつも遠巻きからみてました。
すると……
助監督「○○役の金子隼也さんです」
金子「宜しくお願いしまーす」
なんだ?芸能人感出たぞ!テンションあがって「まーす」とかのばしてしまった!
こうして浮ついた気持ちで撮影スタート。
僕は鶴見さんの前に立ちはだかり、その銃弾を受けてしまう警官。
銃声はない中、カシャっと動く拳銃に合わせてリアルなリアクションが求められます。
3テイクで撮り終わり。
他にも「待機している警官」など数カット撮りました。
普段、なぜか警察をみると逃げたくなる僕ですが、今回は僕が警官。
とても不思議でエキサイティングな体験でした。
この現場を頂けたのは、当初地元・新潟でアクション(殺陣)ができる役者を探していた。ということから私が主宰、演出家として活動し、アクションを武器にしている劇団☆ASKへ連絡が入ったわけです。特別芝居ができる団体ではないのかもしれません。が、県内で他の人ができない得意分野がこの機会をもたらしてくれました。
インターネットをはじめとするSNSなど、本当にどこで誰が見ているかわからない。 僕も想像していないご縁が、こんなにも貴重な体験をくれました。
これが貴重ではなく、僕達が当たり前に皆さんの前に出れるようになれたら。と、また新たに前に進む活力となりました。
最高のエンターテイメント作品!映画「Zアイランド」是非、劇場でお会いしましょう!!